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BGMの役割と、オススメジャンル

BGMの存在感

もし何らかの室内作業中にBGMを流すとするなら、どんな曲がぴったりくるでしょうか。

知っている曲がそのまま流れてくると作業に集中できなくなる、ヴォーカルやギターがメインになる曲だとどうしても主旋律に聞き入ってしまう、オルゴールBGMだと眠りを誘われがちになる、クラシックだと何らかの形で自分のメンタルを揺さぶられてしまう等々。

それぞれ音楽単体としては魅力的でも、BGMというポジションに当てはめて考えた場合、あまり適していないと判断できそうなものも多いように感じますが、結局のところ、曲自体の個性が”作業する”と”聴く”の主従関係を逆転させてしまうか否かの問題ではあるように感じます。

曲を聴くことが”主”になるなら、それはもう”バックグラウンド”音楽ではなくなってしまいますからね。

ということで、BGMに適している音楽は、”気が付くとかかっている”位の、無音ではないことをその場にいるものにソフトに伝えてくれる程度のもの、あまり音楽としての個性や存在感を強く感じさせない類のものが、こと”BGM”としては適任であるように感じます。

総じて「ない方が集中できる」反面、「あることに救われた」こともまた少なからずあるのではないかというように、作業を年単位で考えるなら、切っても切れないところに位置している”お供”がBGMではありそうです。

私見としては、特に室内作業（デスクワーク）中のBGMとして、ピアノがメインのジャズ曲がベストではないでしょうか、といったところに落ち着きました。

ちなみに前回まとめたLo-Fi HipHopも、ジャズが元アイデアを提供しています。

以下、デスクワーク中などに相応しいと思えるBGMについて、おすすめライブ動画をピックアップしました。

ピアノやジャズは、例えばAmazonのecho show8などのような、いわゆるスマートディスプレイ、あるいはスマートスピーカーと呼ばれる（スピーカーの機能をメインとした）機器での再生にも適しています。

ジャズとピアノのライブBGMの総本山みたいなチャンネルが、Cafe Music BGM channel（チャンネル登録者数317万人）です。同時に配信しているライブ動画が多く、常に10本程度かそれ以上の同時配信をしています。

例えば曜日別（saturday morning , sunday morning , monday morning等）だったり、状況別（living , work 等々）だったり、条件に天候が入っていたり（rainy jazz ）、とにかく色々あることが特徴です。

Jazz & Bossa Collection（チャンネル登録者数不明）のライブ配信BGMです。

前掲の”Cafe Music BGM channel“同様、例えば”Saturday Morning JAZZ” “Sunday Morning JAZZ“といったように、豊富なバージョンを取り揃えていることが特徴です。

時間帯によって違った表情を見せてくれる動画なので、作業BGMとしてはやや個性が強めかもしれませんが、聴いていてかかっている時間帯を意識させてくれる点については、メリハリが欲しい場合にはお勧めです。

“Cafe Music BGM channel”に比べるとやや規模は小さいのですが、”Relax Music BGM CHANNEL“（チャンネル登録者数29.9万人）も、やはりライブ配信数の多いチャンネルです。

主に夜間の作業に適したBGMライブが中心ですが、このほかに睡眠導入を狙いとしたBGMも配信しています。