【政策保有株削減】MUFG(三菱UFJフィナンシャル・グループ)と三井住友FGが、トヨタ株売却へ

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“お付き合い株”削減が、株高の一要因?

参考:NHKニュース “市場が注目 政策保有株がゼロに! ?【経済コラム】“、Bloomberg “MUFGと三井住友FGがトヨタ株売却へ、1兆3000億円-関係者

現在も史上最高値付近で値動きをしているという、日経平均株価。

好調であることの一因には、”企業同士のお付き合い”で相互に持ち合っているという政策保有株式の売却が進んでいることが含まれている、という見方もあるようですが、そのような流れの中、”三菱UFJフィナンシャル・グループと三井住友フィナンシャルグループの2メガバンクが、政策保有株として持つトヨタ自動車の株式売却を検討している”(ブルームバーグより引用)ことが報じられました。

二社が保有するトヨタ株の時価総額は1兆3200億円、このほかに、既に政策株をゼロにする方針を打ち出している損害保険会社4社(損保4社の政策株売却は、金融庁による業務改善命令に依っています)の保有分を合わせると、合計で3兆2000億円以上(トヨタの時価総額の約6%)が売却される模様です。

“企業向け保険の保険料を事前に調整していた”(昨年11月)ことが原因となって、金融庁から損保4社に業務改善命令が出され、その一環として政策株売却が要請されるに至った、その流れの中でメガバン2社がトヨタの政策株を売却することになったという展開ですね。

何から何まで変えなければならないというのが本当のところだったとしても、一気にすべてを変えることは出来ない、かといって何も変えなければ事態はただ悪化するばかりというような、そんな状況が今現在もまさに継続中だということなのでしょう。

失われた〇〇年が30年を超えて久しい今日この頃とはいえ、相変わらずこの手の話題には事欠かない(とはいえ、まさに360度の泥沼だったかつてとは違って、いいニュースがあれば悪いニュースもある)という、そんな類のニュースでした。

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