【不正】トヨタなど国内自動車メーカー5社で「型式指定」不正発覚、当局の立ち入り検査実施

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他、マツダ、ヤマハ発動機、ホンダ、スズキの計5社

参考:国交省公式サイト “ダイハツ工業の型式指定申請における不正行為について“、ダイハツ公式サイト “第三者委員会による調査結果および今後の対応について“、乗りものニュース “カローラ/ヤリスシリーズ一部出荷停止 不正はダイハツだけじゃなかった トヨタはじめ5社で発覚“、NHK “自動車メーカーなど5社 “性能試験で不正” 国交省に報告“、読売新聞 “「型式指定」巡る不正、国交省が4日午前からトヨタ本社に立ち入り検査“、”ヤリスクロスなどトヨタ7車種で「国の基準と異なる方法で試験」…3車種の販売停止“、”「型式指定」不正、トヨタ・マツダ・ヤマハなど5社で確認…国交省が計6車種の出荷停止指示

ぱっと見で大手が軒並み行かれている印象も伴いますが、あとは車なら日産・三菱、バイクならカワサキ(カワサキモータースジャパン)位ですか。

とはいえ、日産と三菱については、”今回は発覚しなかった”というだけで、これまで全く問題がなかったわけではありません。

日産では経営上の問題や製造工程上の不正、三菱では小説”空飛ぶタイヤ”の元ネタとなったリコール隠し(不具合の隠蔽)問題等が、それぞれ平成以降に断続的に問題となっています。

嘆かわしいといえば嘆かわしい、全くまともに作っている会社はほぼゼロだったということですが、今回判明した不正は、昨年問題となったダイハツでの不正から結果的に芋づるとなって発覚したもので、業界横断的に不正が常態化していたことが改めて明らかになりました。

「主に各車が有す安全性能他各種の性能が、数字的に複数盛られた上で出荷された」という形のものですね。

“マイカー所持”については、ただでさえ”車が税金塗れになっている”という悪条件(購入時の環境性能割、年一の自動車税、車検時の重量税、さらには消費税との二重取りが言われることもあるという、ガソリン税)がある上、現在はガソリン価格が高騰し、さらに都心部では駐車場確保にも相応の負担が伴いますが、とどめとして車本体製造に関する不正が発覚したとあっては、懸案事項は維持費にまつわることのみにとどまらなくなります。

結果、新規の購買意欲が大々的に掻き立てられるというようなことはまずないでしょうし、自家用車のオーナーにとっても要らぬ心配事が増えてしまうという、泣きっ面にハチ状態といったところでしょうか。

目下、車を保持することのデメリットばかりがガンガン浮上している状態ですからね。

とはいえ、あると便利なものであることは間違いなく、お手軽に維持できるのであればそれに越したことはないという現代社会に必須のツールの一つであるだけに、こういうところはルーズであってほしくない、しっかりしていてほしいと思う次第です。

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