【ボクシング/4団体統一王者防衛戦】井上尚弥vsサム・グッドマン戦が来年1月に延期

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この決定に、ボクシングファンや井上尚弥ファンはグッドマン選手の迂闊な調整にブーイング、一斉にがっかりしたわけですが

参考:THE ANSWER “井上尚弥、延期に平然「あ、そうですか。全然OK」 陣営代弁「普通に練習してた」リザーブ常設へ“、”井上尚弥、報酬は総額10億円超だった 年内海外開催なら20億円超、大橋会長「倍じゃききません」“、Number Web “「グッドマンは泣いて出場を訴えた」井上尚弥はなぜ“1カ月延期”を受け入れたのか? 試合10日前に異例の決断「代役を立てる可能性もあったが…」“、”「井上尚弥から逃げた…に反論は?」26歳サム・グッドマンが激白、東京ドームの真相と“井上陣営”への本音「正直、無礼だなとも思うが」

当の井上尚弥チャンピオンは、記事タイトルにある通りの「あ、そうですか。全然OK」ということだったようで 笑。

このあたりの肝の据わり方は、本当にさすがです。

試合が決まってしまえば後は当日まで常に神経張りつめているからそうなるのだろうと考えると、それはそれでなんかわかるような気はしなくもないのですが、結局のところ言うは易く行うは難し

それが簡単にできることであれば誰しもそうしていますということで、要は同じプロ同士で比べたとしても、神経の張り詰め方がそんじょそこらのアスリートやボクサーとは異なっているのでしょう。

普通であれば、何かしら一言二言言いたくなっても不思議はなさそうなところ(逆にそうすることによって緊張感を保ち続けている、要はそれだけの負荷がかかっていることを傍目にも感じさせるところ)ですからね。

そのあたりのことは著書(『勝ちスイッチ』など)を読んでみてもわかるのですが、MLBの大谷翔平選手共々、改めて、凡人とは別の世界を進む非凡なタレント(この場合は芸能人云々などという意味ではなく、“その道に長けた才能”の意)の為せる業だ、ということになりそうです。

「突出した人たちの中で、さらに突出する」って、結局はそういうことなのかもしれません。

ある意味、現役選手としての活動に神が宿っている感じでしょうか。

ちなみに、今回の延期問題につき、日本のボクシングファンから辛辣にこき下ろされたというグッドマン選手。

5月のネリ戦の後で、井上尚弥チャンピオンが”対戦相手候補”としてリングに挙げて紹介したボクサーですね。

一部報道によると、井上陣営に「延期してくれ、やらせてくれ」と泣いて頼み込んだらしいですが、実際のところ、今回の防衛戦でもグッドマン選手の代役は(延期確定前に一度は)決まっていたようで、井上陣営は次回から防衛戦の開催に”リザーブ”を常設するとのことです。

井上チャンピオンレベルのボクサーの試合ともなれば、それなりに大きいお金が動き、それなりの規模の人たちが試合を楽しみにすることになります。“平均”との比較であれば、ゼロが二つ三つ異なるレベルの興収があるようですが、興収については人気ボクサーとの比較でも突出しているということで、やはりその意味でも稀代のボクサーなんですね。

一試合止めることによって、どれだけの損害が発生するんだと。

そのあたりを考慮すれば、今回の”延期”騒動は、もしもの場合への備えが必須であることを思い知らされた顛末でもあったのでしょう。

井上チャンピオン自身が「あ、そう」で済ませても、それはそれでファンからしたら「すげえな」(感嘆)で納得できてしまう問題だということになりますが、マッチメイクを含めたマネジメント全般で考えた場合、陣営の反応としてはさすがにそれはいかがなものか(同じことの繰り返しはありえないよね)というところなだけに、やはりそういうこと(ぬかりなく代替案を抑えておくべきだという判断)になりますよね。

今回は、ボクシングファン・井上ファンにとってはかなり手痛い延期となってしまいましたが、ここは改めて、ジャスト一か月後の1月24日に期待です。

参考:【ボクシング/スーパーバンタム級防衛戦】4団体統一王者・井上尚弥vsルイス・ネリ

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