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まずまずかな、と思える一幕もあったのですが・・・
参考:ベイスターズ公式YouTube “2024.4.10ハイライト【DeNA vs 中日】プロ初登板初先発の小園選手は先頭からプロ初奪三振を記録するも、得点を許す展開に。3番手中川颯選手も5回1失点と粘投するが、連敗ストップならず…“、日刊スポーツ “【DeNA】小園健太3年目のプロ初先発はほろ苦3回途中5失点 三浦監督の「18」背負い“ほか
小園投手のデビュー戦、受けることとなったのは翌22年のドラ1ルーキー、松尾捕手でした。
ファンからしたら夢しかないというようなバッテリーではあったはず・・・なのですが、結論としてはまあ、現状こんな感じが精々なのかなという印象が無きにしも非ずで、ひとまずは引き続き今後に期待、といったところですか。
そうなる前に三浦監督が止めたからだというのももちろんありましたが、完全に試合がぶっ壊れたということもなかったですし、やっとやっとかもわからなかったとしても、所々やれるにはやれているところもあったようには見えたあたりはプラス要素ですね。
流石に(DeNA以降の)ドラ1だけあって、全くお話にならないとはもちろん感じなかったです(ネット評では激辛意見も少なくなかったようではありましたが)。
ただし、残念ながらなんだかんだでじわじわ増えていった敵チームの安打数やら得点のほか、完全に流れを持って行かれてしまった試合展開は多くを物語るところでもあったりしますということで、やっぱり、現状だとまだまだ一軍半くらいのところにいる投手なのかな、とは思えました。
見ていて引っかかったというか気になったポイントとしては、「粗削りだか伸びしろやら将来性を感じさせる」(例えば、光るものを感じさせるボールをコントロールしきれず、最後には相手打線に捕まるか、あるいは自滅してしまうという類の失敗などですね)といった形の未熟さが出てのこの結果だったというよりは、「なんとなく出てきて、なんとなく打たれて、なんとなく”あ、駄目かも”と思った頃には気が付いたらマウンドを降りていた(後続投手も嫌な流れを断ち切れず、ランナーをきっちり返されてしまった)」みたいな、とことん地味に結果を出せなかったというあたりですね。
見落とされがちな(?)ポイントとしては「今年の中日が、去年までとは別のチームっぽくなっている」(普通に強いチームになっている)というあたりも、多分にあるのかもしれません。
ただその点を加味したとしても、周りの期待と本人の現状に結構なギャップがあるようにも感じたというか、少なくとも、野手がバックで気分良く守れる類の投球内容ではなかったんでしょう。気がつくとピンチに次ぐピンチに追い込まれていて、とにかくいいリズムを作り切れなかったようには伝わって来ました。
ボテボテのあたりがヒットになったり、切れそうな打球が切れなかったり、変なところで味方のエラーがでたり、攻撃時にもいいあたりがことごとく野手の正面に飛んで行ったり、行った━━━━(゚∀゚)━━━━!!と思ったあたりが惜しいファールになったり、いいところで敵の好プレーがでたり、打線がうまいこと繋がらなかったりetc。
“負け運”持ちでもあるってことなんですかね。
プロの投手としての力量もさることながら、ともすると何か野球以前のところにも問題があるように見えたりもするんですよね。
ホントのところは現場の人間のみぞ知るのでしょうが、いずれにしても悔いの残らないプロ野球人生になるよう、持てる実力は出し切る形で頑張って欲しいところです。
そういうのも、ファンの期待ではあるわけですから。
背負ってる背番号についてはもちろんそのままで全然構わないだろうとは思いますが、それがプレッシャーになるようであれば、一度意識からは抜いた方がいいかもしれませんね。
18番を譲って81番をつけている三浦監督自身、はじめからスター街道まっしぐらという投手では全くなかったですし、背番号を意識するのであれば最終的な実績云々より、まずは”そこまで上り詰めた過程”にあやかってほしいところです。
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