【ゲームレビュー/龍が如く8】ネタバレ含みのレビュー、第十章途中から第十一章途中まで

龍が如く
https://ryu-ga-gotoku.com/eight/より引用

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物語は中盤(?)の山場へと突入した模様

果して沢城のカシラの立ち位置やいかに

ネタバレアリの龍が如く(如く8公式)レビュー。

前回の続きです。

初対決では沢城のカシラが強すぎて草・・・からの

先を急ぐ立場にあって、まるで歯が立たなかった沢城のカシラ相手に草などはやしている場合ではないのですが、あまりにもダメすぎて逆にスッキリしてしまったという感じですね。

ハワイに上陸早々、どこかラスボスちっくな貫録を持つハワイヤクザ・山井を相手にした時にはまだイラつく程度だった双方の実力差も、横浜の倉庫でカシラを相手にバトルした時に感じたのは、「あ、なんかこれ普通にダメかも 笑」という圧倒的な実力差。

それでも山井の時の経験があるからとムキになってリプレイしてはみたんですけど、うまいこと行ったとしても精々がカシラ一人を残した状態での満身創痍(かつ、一人二人戦闘不能状態)で、どうしてもあとちょっとが切り崩せない。

初対決ではズルズルと完敗、以下同様、みたいな感じですね。

何度かチャレンジしてみたものの、回を重ねるごとにその”あとちょっと”にとてつもないレベルの違いを感じてしまうという状況だったので、とりあえず双方のレベルを改めて見直してみたら、こちらは31平均、カシラは36。

これでカシラと似たような強敵がカシラの他に4人、倉庫に入る前に連続バトルでそこそこ強いと感じたスジモン10人位を二回に分けてボコっているので、まあ普通に無理じゃんね、敵うわけがないわ 笑、なんてことになってしまいました。

でもこれ、vs沢城のカシラはレベル32~33程度でOKみたいなこと書いてなかったっけ? などと思いつつもさすがに無理なものは無理だと言うことで、当面はタクシー利用禁止縛りをかけた上で、街にあふれる有象無象のスジモンを片っ端から狩りまくりながらの会話収集とサブクエ・バイトレスキュー、桐生ちゃんのエンディングノートに時間を費やすことにしました。

そして頃合いを見ての、たまり場での絆ドラマ消化ですね。

そんな感じで一旦電源オフにしてゲームを閉じた後、数時間後に気持ちを切り替えて再開し、まあそこからは本当にサクサク進みました。

例えば”レベル32以上推奨”だったとすると、場合によってはパーティ全員の平均が大体31位で行けてしまうこともある(あった気がする)ので、推奨レベルに平均レベルが1足りない程度であればワンチャン、みたいな感じですか。

ただそれってあくまでワンチャンあるかないかという話しなので、余裕をもってクリアできるというラインではあまりなかったりもします(そんな記憶が、レベル30以前の世界にはあった気がします)。

逆に、それでは”レベル32以上推奨”みたいなところに平均32位、最高34とか35で突っ込むとどうなるかというと、街中のチンピラ相手にするのと大して変わらないような感じで中ボスクリアできます。

これは後にわかったことなのですが、だったらレベル上げはレベル上げとして進めた上で、ゆとりをもって中ボスに望みたいところですよね。

ゲーム進行にも戦略が必要?

今更なんですけど龍が如くって、全体ストーリーの進行そのものと、全体ストーリーを進めるために必要なレベル上げ的な要素の双方が、どちらもボリュームマックスになっていてかつ中毒性も高いことでおなじみです。

なのでそれを前提とした上でしっかり気持ち切り替えながら進めていかないと、本来であればお楽しみ要素であるはずのゲームのボリューム自体がストレスになってしまいかねない、という諸刃の剣なところがあるんですよね。

今回は特に、主要な舞台が横浜とハワイという、割と個性が分かれる街となっているので(蒼天堀と神室町、みたいな似通った感じではさすがにないですよね 笑)、その意味ではこの二つの舞台の切り替えも結構ストレスになったりします。

横浜で気持ちが乗ってきたときにハワイに切り替えられた、逆にハワイで気持ちが乗ってきたときに横浜に切り替えられた、このことでリセットさせられてしまう部分が結構(少なくとも個人的には)出て来たんですよ。

横浜で舞台とされているエリアは”7”でもメインの舞台だったところで、なおかつガチ地元エリアからも徒歩圏内に当たるところ、対してハワイは自分にとっては未踏の地だという違いがあったことも大きかったのでしょうが、テンポに馴染むまではかなりせわしなかったです。

とにかく先を見たい、でもそのためにはゲーム全体の世界を知っておく必要がある、さらにレベルを上げる必要もある、レベル上げでは異質な二か所から話を同時に詰めていく必要があるということで、”レベル上げのやり直し感”もところにより結構強かったりもしました。

そういうものだと割り切れてしまえば色々吹っ切れてくるのですが、そうなる直前までの話しですね。

恐らくですけど、冒頭のっけからレベル上げを二の次にしたままただひたすら全体ストーリーだけを追ってガンガンすっ飛ばしてしまうと、中盤位のどこかでそれを”精算”する必要に迫られることになりますが、”8”の場合、それが概ね沢城のカシラとの対決のあたりなんでしょう、なんてことを個人的には感じました。

「もっとゲームそのものをしっかり楽しんで行こうぜ!」みたいな暗黙のメッセージめいたものを感じ取れなくもありませんでしたが、ともあれ、そういうことであればと、さしあたり全体ストーリーはさておいて”レベル上げターン”である個々の物語の拾い集めに入ってみたところ、「龍が如く」の面白さってこれじゃなかったっけ? みたいな泥臭いというか人間臭い世界が淡々と広がっていきます。

改めて、すごいゲームですね、これ 笑。全方位にマジで隙が無い感じです。

デカい話しを構成していくために積まれている、あらゆる種類の小さい話しがこれでもかとばかりにギッチギチにつまっているので、これはこれでかなり面白かったです。

今回の”8”については桐生ちゃんのエンディングノートも柱の一つになっているので、過去作のあんなシーンこんなシーンを振り返りつつ進んでいくのですが、その振り返りにも大小さまざまなものがあって、ただの小ネタからそれなりに大きいものまで、満遍なく用意されています。

読書で例えるのであれば、斜め読みが本線ストーリー進めている時の感じ、一字一句の拾い読みが”レベル上げ要素”にあたりそうですということで、横浜の町中ほぼ全域のバイトレスキュー潰し、会話も拾い切ったあたりで次のハワイでの展開へと進むことを余儀なくされたのですが、”潰し読み”を進めながら横浜に慣れるとハワイに飛ばされる、逆にハワイに慣れると横浜に飛ばされるという感じで、”斜め読み”の全体ストーリーが進んでいきます。

ここに慣れはじめると、ゲームもいよいよ中盤と言った感じです。

ちなみに今作の絆ドラマもかなり面白いですが、現状だとナンバのドラマが終了し、さっちゃんは残り一つ、ソンヒと趙天佑が残り二つずつといったところです。

さっちゃんが桐生ちゃんに一番ネタで擦られてたり、ソンヒが桐生ちゃんを滅茶苦茶意識していたり、趙と桐生ちゃんが分かりあいながら会話していたり、元看護士として桐生ちゃんの面倒を見ているナンバが桐生ちゃんに”人生の後輩”的なかかわり方をしていたりと、サクサクサクサク、あっという間に次が欲しくなってくる展開揃いです。

二度目のvs沢城のカシラ戦は、割と楽勝でした

随分久しぶりのことのようにも感じましたが、街中のタスクをほぼ拾いつくした後で、改めて沢城のカシラが待つ横浜の倉庫へ。この時は平均レベル36に達していたということで、倉庫前のスジモンには圧勝、沢城のカシラにも比較的楽に勝つことが出来ました。

いや本当に、さっきまでの苦戦はなんだったの?というくらいにあっさり進むことが出来ました。

で、そこからいよいよ今作のキーマンとなっていた沢城のカシラの本当のところが露になって行くのですが、結論から言うのであれば、今作登場時のイメージそのまま、普通にカッコイイという、”こちら側の人”でした。

いよいよ、物語の全貌が見え始めて来た感じですね。

横浜の倉庫とハワイのネレ島(”パレカナ”の聖地にあたる島ですね)で展開されている”ゴミ”ビジネスには原発が絡んでいる、つまりは日本の政官財がハワイの裏社会と関連した上で展開されている一大プロジェクトとなっている、横浜星龍会・海老名はそのビジネスに一枚かんでいるので、そもそも極道組織の第二次大解散などポーズに過ぎない・・・

という世界の中にあって、表向きそのプロジェクトの協力者の立場にいながら、時が来たらその立場をもって第二次大解散を実行する、というのが沢城のカシラの目論見でした。

それはまあ、そういう目的のためであれば、一番の個人情報売った上で先の展開を促すくらい、沢城のカシラ的には訳の無いことかもしれないし、そもそも諸々含めて考えた場合、今桐生ちゃんや一番の周囲にいてそんなこと出来るのは、もう沢城のカシラくらいのものかもしれません。

ということで、桐生ちゃんたちに自分の立場と腹積もりを吐露した後で、その時が来たら(如く”7”の時の大解散のように)力を貸してくれという点について、念押しをした上で、物語は次の場面へ。

物語は再びハワイへ

横浜編で一通りの節目まで物語が到達した時点で、物語は再びハワイへ。

ここも結構先を急ぎたくなる展開ではあるのですが、みたところ街中には結構な数のサブクエ等が放置されているということで、一旦はレベル上げパートからのゲーム進行ということになりそうです。

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