【記録的豪雨】三連休の九州地方で、線状降水帯の発生を含む災害級の豪雨発生

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15日午前の時点で、48時間の総雨量が300ミリ超えの大雨となっている模様ですが、”豪雨後”には梅雨明け猛暑が予想されています

参考:ウェザーニュース “九州は総雨量が300mm超の大雨“、”九州南部は活発な雨雲が通過中 昼過ぎにかけて激しい雷雨のおそれ“、”中国・四川省などで梅雨末期の大雨“、”梅雨前線の活動が再び活発に“、”長崎県五島で線状降水帯による大雨 災害発生に厳重警戒“、”長崎や佐賀で断続的に非常に激しい雨“、tenki.jp “15日午後 九州各地で土砂災害警戒 近畿や関東も警報級大雨の恐れ 天気急変に注意“、”九州で滝のような雨 総雨量が7月平年ひと月分を超えた所も 昼頃まで大雨続く“、”災害級の大雨ピークいつまで 長崎県で猛烈な雨 中国地方~関東も激しい雨に注意“、”【速報】那覇で3日連続の猛暑日 108年ぶり 熱中症に厳重警戒“、”九州から関東甲信は梅雨明け間近 今週末から猛暑日続出 熱中症に警戒 2週間天気“ほか

真夏日や猛暑日が連日続くなど”危険な暑さ”と共に連休入りした日本列島でしたが、雨の恩恵で暑さがやや緩和されたという三連休は、”中国大陸から伸びて日本列島を横断した梅雨前線”による大雨に見舞われました。

何事にも程度ってあるかと思うのですが、四季を愛でる中での、春から夏への過渡期としての梅雨時の気候、などという生易しい雨天ではもはやなくなっているあたり、近年しばしばいわれることでもありますが、日本の気候区分の変動を感じさせます。

冬場以外の平均気温や雨量については、もはや単純に温暖湿潤というよりは、南太平洋側の気候(熱帯雨林気候)に近づきつつあるんじゃないかと。

そんな今日この頃ではありますが、三連休中の豪雨で特に深刻だったのが九州地方で、連休中日の14日には長崎で線状降水帯が発生し、隣県の熊本や佐賀でも一時間に50ミリを超える非常に激しい雨が降ったほか、翌15日には山口県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県でそれぞれ線状降水帯発生の可能性が指摘されています。

降り始めからの総雨量では、鹿児島県阿久根市、長崎県福江空港など、平年の7月ひと月分の総雨量を既に超えたところもあるようです。

恐ろしいのは、15日午後現在、それでもまだ”降り切っていない”とされている地域が多々あるところで、三連休の最終日15日、九州各地で土砂災害の危険が高まっている他、関東甲信・近畿地方でも警報級の大雨が降る確率が高まっています。

さらに、という部分として。

現在沖縄県の那覇市では、108年ぶりとなる三日連続の猛暑日を記録しているようですが、”2週間天気予報”では、この豪雨が去った後には九州から関東甲信にかけての梅雨明けが予測されています。

その際には現在沖縄がそういう状態にある、熱中症への警戒が必要となる猛暑が待ち構えているようですが、一難去ってまた一難、このところの”異常気象”の異常っぷりがいかんなく発揮されている気候が続く状態ですね。

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