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宮崎駿監督の映画初監督作品としてもお馴染みですが、詳細は未定のようです
参考:コミックナタリー “「ルパン三世 カリオストロの城」全国でリバイバル上映、宮崎駿の映画初監督作“、トムスショップ “カリオストロの城特設サイト“、ウォルト・ディズニースタジオ “ルパン三世 カリオストロの城“
テレビやDVDなどでは何度となく見た、ただし映画館では見たことがないという映画、結構あるかと思うのですが、個人的にはそのうちの一本が”ルパン三世 カリオストロの城”(以下、カリオストロ)でした。
もちろん、名作といえば名作なのですが、ところにより一部に但し書きが付く名作でもあるようで。
カリオストロ自体、元々が79年の初回劇場公開では大して人気が出ず、その後のテレビ放映を通じて不朽の人気が形成されていったというような話を聞いたことがあるのですが、本当ですかね?
もしかすると、テレビで見るから面白いのであって、劇場で見ると案外そこまで感動出来ないなんてこともあるのかもしれません、などという風に思えてくる節もなくはないのですが、そういう見方とは別に、カリオストロは元々好き嫌いが分かれる作品でもあったのだというような評判もあったりします。
いわゆる宮崎駿監督風味の作品作りが、”ルパン三世”本来の魅力との間に結構なギャップを持っていることから生じてくる類のものですね。
劇場公開では人気が出なかった、カリオストロの人気はテレビが作ったのだみたいなことが事実だとすると、それはすなわち「カリオストロは、ルパンだけどルパンじゃない」的な評価をしているファンの評価をもろにかぶった結果からはじまったものの、やがて”カリオストロ後のルパン”が元々のファン層以外のファンをとんでもない数獲得するに至ったってことの現れでもあるわけでして。
個人的にも、カリオストロ以前(はじめて見る前ってことですね)からルパンは好きだったはずなのですが、カリオストロ見た後にはむしろ”それ以外”の記憶や興味が全部吹っ飛んでしまいましたということで、なんだかんだ自分自身もその中の一人だってことにはなりそうです。
そういわれてみると、ルパンの場合特に、カリオストロが好きだというファンとカリオストロ以外が好きだというファン、結構分かれていたようにも思えますが、結論としては『カリオストロの城』という作品で主役を演じたルパンが、クラリスの心だけでなく一部ファンの心まで(旧、というか”それ以外”の作品から)持って行ってしまったのだってことでもあるのでしょう 笑。
ということで、実際に見に行くかどうかはともかくとして(都合が付けばかなりの高率で見に行くことになるでしょうが)、今から公開が楽しみです。
TOHO animation チャンネル “ルパン三世 カリオストロの城 デジタルリマスター版 予告編”
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