この記事を読むのに必要な時間は約 3 分です。
「おかしい」という方がおかしい話しで、逆に”反戦”絡みの諸般の事情があぶり出された形でしょうか
早い話し、現在戦争中の国を招くような式典ではない、ということですね。
毎年左翼が大暴れすることでおなじみとなっている某都市でのイベントのように「交戦中の国の代表も呼んだ上でさらし者にする」という好戦的なやり方も、一つの方法であるといえば一つの方法ではあるのかもしれませんが、式典の本旨を尊重し、かつ真に平和を祈念するのであれば、新たな紛争の種になりそうな要素は予め可能な限り排除した上で平和を祈念するというやり方の方が、より理に適ったものではあると思います。
何より、二言目には一面の正義を語り、”反戦”に仇なす某かを糾弾しつつというタイプの政治的追悼(?)よりは、戦争被害は戦争被害として語りつつも静かに故人・戦争被害者等々の尊い犠牲に思いをはせる形の追悼の方が、本来の日本人好みする、しっくりくるところでもありそうです。
それはそれ、これはこれですからね。
長崎市長の勇気と英断は、賞賛に値すべきものでしょう。
むしろ“イスラエルを招待せず”という一事に欧米先進各国が過剰反応することによって”語るに落ちた”現実が露となった、そのあたりには今更ながら一抹の不安を感じなくもないところですね。
【中東情勢】イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ南部ラファの難民キャンプを空爆、20人以上が死傷
1945年8月9日、長崎市中心部が受けた凄惨な被害を厳かに未来へ語り継ぐことで、世界の戦争被害を少しでも減らせることを祈りつつ。
(-人-)
参考
NHKニュース “【一問一答】長崎市長 平和祈念式典にイスラエル不招待を説明”、長崎市公式サイト “長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典“、JIJI.com “米欧6カ国大使、平和式典欠席へ イスラエル不招待に「懸念」―長崎“、
タグ