【未成年飲酒・喫煙の代償】体操女子エース選手が五輪代表辞退へ

未分類

この記事を読むのに必要な時間は約 6 分です。

厳しすぎるとも見れる処分が下りましたが、それもまたルールだったということで

参考:スポニチアネックス “体操女子エース・宮田笙子 喫煙疑惑に加え飲酒行為も発覚 味の素NTCで… パリ五輪代表は辞退“、egov “二十歳未満ノ者ノ飲酒ノ禁止ニ関スル法律“、”二十歳未満ノ者ノ喫煙ノ禁止ニ関スル法律“、デイリー “パリ辞退で宮田笙子は憔悴 きっかけは「通報」だった わずか5日間で協会即断 否定的な意見も重視された「体操ニッポン」の称号“、”米山隆一衆院議員 五輪辞退の宮田笙子に「反省文で十分」高校野球にも同様対応求める「過剰な清廉性を求める必要ない」

処罰そのものに対しては、本当に人によりけり、さまざまに思うところが出てきて然るべき問題となるでしょう。”出場辞退”が厳しすぎるかどうかと問われれば、そういう世評を視野に入れた上で対応を考えるべき問題なんだろうな、というようには伝わりました。

厳しすぎるといえば厳しすぎるようには感じる、でもそれが規則であれば仕方ない、そんなところですか。

たかが飲酒喫煙、されど飲酒喫煙って奴ですね。

というか、そもそも未成年の飲酒・喫煙って、刑法上の禁止事項になってはいるのですが、かといって罰則規定が刑法には無い、このあたりが微妙といえば微妙、難しいといえば難しいところではあります。

米山さんもおっしゃっていますが、没収程度が精々なんですよね。

ダメなものはダメだったとしても、どのラインのペナルティが妥当足り得るのか。元々の規定からして物議を醸すに足るような規定になっているあたり、罪作りなパターナリズムですね、なんてところに落ち着きそうです。

未成年の飲酒喫煙で罰されるのは大人の方なのだ、というのが現行法の在り方ですからね。

個人的には、既に出場が決まっている大会等への出場のみは認めた上で、当面の間(半年あるいは一年程度が妥当なのでしょうか)謹慎、然るべき後に競技復帰させる位でもいいのではないかな、などと思いはしたのですが、それは前後の具体的な事情や、体操界の常識等を考慮に入れずに(なおかつ温情も含めつつ)事後処理を考えた場合の話しに過ぎません。

より寛大な処置として、”ハッピー米山”こと元新潟県知事の米山隆一さんが主張するような「厳重注意と反省文提出」だけの処分というような形も、ありといえばありかなとは思いました。

この米山さんに関しては、その昔どこぞの掲示板の管理人を務めていたという、屁理屈大魔王だか自称論破王だかという某氏を完膚なきまでに論破したあたりから、人が変わったかのようにカッコイイことばかり言っている気もしますね 笑。

ともあれ、体操界が五輪出場にGOサインを出すならそれでも良し、辞退が妥当だと判断するのであればそれでも良しと、一切の含み無くそんな風に感じたところではあったのですが、日本体操協会の方針として”飲酒・喫煙NG”が定められた上での行為だったということで、この結論を以って妥当だとすべきところではあるのでしょう。

いずれにしても”お咎めなし”はないだろうということで、下された処分によって受けた衝撃のほどはともかく、本人にしても発覚した時点である程度覚悟していた(=諦めがついた)ことでもあったのではないかとは、思わなくもありません。

デカすぎる代償、授業料ではありましたし、かける言葉が見つからない状態でもありそうですが、まだまだ若いんだし、変に思いつめずに、今回のことを教訓として次に向かってほしいところですね。

まあ、それにしても、という部分の追伸としては。

SNS上などでのこの問題に対する当該選手へのここぞとばかりの中傷、さらには”協会への反対意見”に対するバッシングたるや、相変わらず目も当てられないものを含んでいます。

その手の人たち全てが他人に向ける”刃”を自分自身に向けてくれたらそれだけでもこの国は相当まともな国に変わってくれるのではないかと思ったりもするのですが、もとよりそれが期待できるような相手であれば、はじめからそんなところにまで身を持ち崩すようなこともありません。

いい年して自覚無きままに行われるという、正義マン・正義オバサン達の”毒を食らわば皿まで”。

“ハッピー米山”さんへの賛同にしても、恐らくは大半がこの手の輩の存在を前提としたものなのだと考えられることを含めて、なんとも惨めなものです。

類似:【より残念なのは、どっち?】元迷惑系YouTuber・へずまりゅう、自身への誹謗中傷に開示請求【口コミ問題】Googleマップへの”中傷”投稿に賠償と削除命令【ぶつかり問題/本当のところは?】迷惑オジサンと迷惑オバサン、それぞれの習性【行き過ぎ指導】今日日、”丸刈り強要”などには賛否が生じることもありますが【2024年東京都知事選挙/とある”とっつぁん坊や”の善戦】現職再選については予定調和、ただし

追伸の追伸

今回の騒動で一番腑に落ちたのは、武井壮さんのコメントでした。

本人はこれだけのペナルティを食らって当たり前、ただしそれ以前の問題として、責任者の監督甘すぎ、という。

おっしゃること、全くごもっとも。

やはり同業者(同じトップアスリート)の愛あるコメントが、傍目に見てても一番刺さるように感じますね。

参考:スポニチアネックス “武井壮 五輪辞退の宮田笙子の責任言及 芸能界の契約を例に「CM全部飛びますよ。番組も全部飛ぶ」

タイトルとURLをコピーしました