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データを見る分には、”あまり良くない時の今永”ぽかったのですが
参考:スポニチアネックス “カブス・今永昇太はデビュー6連勝お預けも5回無失点で歴代4位の防御率0・96 誠也は1安打も零敗“
三振7つ取っているとはいえ5回で100球近く、四球も三つと、悪くはなかったとしても絶好調ではない時の今永投手っぽい感じ?の、微妙に荒れた投球を連想させられる雰囲気ありますけど、そういう時って日本時代は割と一巡目で一回捕まったりしてたんですよね。
その後立ち直るにしても、初回、あるいは二回のアレさえなければなぁ、なんてことを思わされつつ回を重ねるごとによくなっていくみたいな。
そういうの、日本時代のあまり良くない時にはお馴染みの投球内容だった記憶もあります。
対して、渡米後の今永投手は割とマジで悪い時=良くない時でも崩れないってあたり、覚醒した感ハンパ無いですけど、こうなったらここはいっちょサイヤングまで突っ走ってほしいところです。
MLB公式:Shota Imanaga lowers his season ERA to 0.96! | 今永昇太の圧巻パフォーマンス
投球のダイジェスト版を見ると中々圧巻ですが、
SPOTVNOW:【今永昇太が5回無失点8奪三振の好投!】カブス vs ブレーブス 試合ハイライト MLB2024シーズン 5.14
試合のダイジェスト版を見ると、結構苦労してまとめていそうな様子が伝わって来ます。
「日本人投手がサイヤング賞取るとしたら、ダルかな大谷かな」なんて延々思い続けていて、来年の投手大谷復活はその意味でも楽しみにしていたところがあったのですが、今からすると信じられないことに、渡米前にはそもそも「やれるかどうか」が議論となっていた今永投手が、今や受賞の大本命に近い位置にいると。
まだ5月の半ばではありますが、こればかりはほんと楽しみですね。
追伸
THE ANSWER “メジャーリーグで今永昇太だけが言える“言い訳” 新人時代の言葉に日本人注目「有言実行凄い」“
ありましたねそういえば。
“援護がないという言い訳は防御率0点台の投手だけが言える”ですか 笑。
こんな言葉は本来新人投手のそれではないと思うのですが、今永投手がベイスターズに入団した2016年あたりって、某テレビ局が筆頭株主だった時代のどうしようもない雰囲気がボチボチ抜け始めていたとはいえ、まだまだ弱小のそしりを免れないチームでもありました。
少なくともシーズン開始当初は、強豪だと認知されるようなチームではなかったってことですね。
で、即戦力の期待を背負って入団してきた今永投手、早速期待通りの働きを見せてはいたのですが、何分にもチームがその状況だったということで、やれどもやれども勝ち星が付かず。
そんな時期が続くことになります。
ファン目線からすれば「今永本当に申し訳ない!!」な気持ちでいっぱいになっていた中、当の今永投手の口から出て来たのが件の名言でした。
いやいや本当にすごいピッチャーが入ってきたものだなと、そんなことを思わされつつベイスターズファンは今永投手様様となっていくのですが、結局このシーズン、ベイスターズは制度創設以来初のCS出場を勝ち取ることになりました。
ちなみに、ベイスターズファンであれば誰しも知っているようなことですが、”投げる哲学者”の通り名もこの辺りの時期の挙動に由来するものです。
ちょっと名前忘れてしまったんですけど、今永投手と同期入団か、その前後だったか、そのあたりも定かではないのですが、元々は三枚目路線というかお笑い路線で行こうと考えていた今永投手の前に、その意味でのガチモン(当時の現役投手)がいた、ということで、その投手を見た時にその路線を諦めて、カタブツ路線で行こう、ということに(今永投手の中では)なったらしく。
タイミングのいいことに、ルーキーイヤーのそのような状況もあって”名言”を連発せざるを得なくなっていたところ、そのキャラがピッタリハマることになったと。
結果オーライですけど、今からするとなるべくしてそうなった、むしろそうなっておいてよかった感の方が強いかもしれません。
これぞまさに”禍福は糾える縄の如し”ですね。
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