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車内では「イスラム国」の国旗が発見されたとのこと。ほか、ラスベガスのトランプホテル前でもテスラ社製トラックが爆発したようです
参考:ロイター “米ニューオーリンズで群衆にトラック、12人死亡 テロ事件で捜査“、”ラスベガスのトランプ氏一族ホテルでテスラ製トラック火災、1人死亡“、読売新聞 “ニューオーリンズ群衆突入、車から「イスラム国」の旗…容疑者はテキサスの退役軍人と特定“、”ラスベガスのトランプホテル前でテスラ車爆発、1人死亡“、Googleマップ “バーボンストリート“
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ニューオリンズの事件の犯人は米国人の退役軍人(犯行後死亡)で、事件の現場はフレンチクォーターのバーボンストリートだった、とのことです。
マップ見るとわかりますけど、フレンチクォーター自体がニューオリンズの中心地で、バーボンストリートはそのど真ん中に通された通りです。
“フレンチ”は、旧フランス植民地時代の歴史を持つことからの命名ですね。
一度行ったことがありますが、特にバーボンストリートやジャクソンスクエア周りは街中にジャズが溢れているような一帯で、ニューオリンズのあるルイジアナ州名物・ケイジャン料理(香辛料の効いたケイジャンスパイスを使用した料理)も楽しめるという、いかにもアメリカ南部といった華やかなスポットでした。
そんなところが年末年始の賑わい時に的にされてしまったあたり、これが本当に練り込まれたテロ計画の一端だったということであれば、実行犯が持っているのであろう、かなり強い負の意思を感じさせられてしまうところですね。
街中にド派手な豪華ホテルが立ち並ぶことでおなじみ、砂漠の中の人工都市・ネバダ州はラスベガスでも同様の事件が発生したようで、犯人については目下詳細不明とされていますが、トランプホテル前でテスラ社製トラックが爆発したというあたり、次期大統領のドナルド・トランプ氏と、その盟友(?)、イーロン・マスク氏をあてこすったような事件にも見えてきます。
というか、つまりはそれが犯人からのメッセージなのでしょう。
当てこすりとはいっても犯人はこの一件で死亡しているわけで、そこに生じた不平不満解消に命をかけたということになってくるのですが、日本以上に上下格差がすさまじいことになってしまっていると言われているアメリカ社会にとっては、なんとも暗澹たる気分にさせられる年明けとなってしまった形ですね。
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