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それって本当に由伸投手のみに問題がある話しなのですかね
参考:週刊現代 “ドジャース山本由伸に異変!「すっかり変わってしまった」…周囲の困惑のウラにある「2つの原因」“、”DeNA筒香嘉智「日本球界復帰」のウラで…いま野球界で不評を買っている「企業の名前」“
要約すると、「大谷選手の影響を受けてメディアを無視するようになった」「企業=電通の意向でこうなっているのではないかという疑いがある」ということのようです。
いやいや 笑。
大谷選手のみならず、イチロー選手もメディア嫌いで有名なところはありましたが、由伸選手の(特に日本の、ってことですよね)メディア対応にしても、こうなるとむしろ今までの方が「チームの先輩諸氏やチームメイトの影響によってそうなっていた」「球団広報の意向によって本来はやりたくもないことをやらされていた」なんてことだったんじゃないかと思わされたりもするのですが、どうなんでしょうね。
もちろん、あくまで「こういう記事が出てきたところを見ると、そういう可能性にしても考えられなくはないんじゃないか」って話にすぎないところであって、本当のところは一切分かりませんよ?
ただし、仮にそのあたりが少なからず当たらずとも遠からずの事情だったってことだとすると、またしても例によって例の如く、知らぬは日本のメディアばかりなりという話しに過ぎない事で。
ちなみに記事タイトルにある”周囲”っていうのはマスコミ関係者のことなので、この場合は山本由伸、むしろ正しい対応してるじゃん、っていう。
そんな話になってくるんですよ。
なんせ、”情報伝達”を仕事にしていながら、やらかしたところでまともにごめんなさいの一つも言えないような人たち相手ですからね。
こういうところで”電通”を出して来ることにしても、十中八九「こう書けばより叩かれやすくなるだろう」というあたりが狙いなのでしょう。
やり方が本当に”陳腐”のテンプレみたいなもんです。
その辺りから言うのであれば、この記事のタイトルの特徴である「無駄とも思えるビックリ(!)ハテナ(?)の使用」「意味ありげな(しかし実際には大して意味がない)数字をあえてキーワード利用」というあたり、いわゆる「いかがでしたかブログ」(タイトルのみ無駄に刺激的、本文は冗長でオチ無し、締めのセリフは判で押したように「いかがでしたか?」)の特徴まんまだったりもするのですが、その売り込み方に対してこの内容、もしかすると記事執筆自体がプロのライターの仕事ではないのかもしれませんね(昨今、ネットで展開中の大手メディアの一部記事には、その手のものが激増しているきらいがありますが)。
どうでもいいといえば、本当にどうでもいいところではありますか。
昨今は割といろんなシーンで記者会見自体が公開されるようになってきているから、なおのことそう感じる部分が強かったりもするのですが、特に大手のメディアが大挙して訪れるような”会見”の場合、質疑の内容が残念過ぎる(どうでもいいことばかり、どうでもいい切り口から突っ込み続ける流れが簡単に出来てしまって、会見の意義自体を問いたくなるような展開になる)ってことが、残念ながら多々あります。
スポーツ関連然り、政治・社会関連然り。
そういうところを加味すると、案外というかやっぱりというか日本のメディアって”裸の王様”状態なのかな、この手の記事の効果にしても、本人に”反省”(?)の効果を促すというよりは、むしろ発してる側のイメージダウンにつながるんじゃないかなと。
「そら(こういう人たちに囲まれていたら)、そう(無視したくもなる)よ」って奴ですか。
結論として、こういう”記事”は一々何か言いたげな形でオープンにするのではなく、同業同士の内輪、例えば赤ちょうちんでの愚痴りあい程度のところに抑えておいてほしいものです。
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