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件の復帰第一号でパイレーツ時代のサヨナラ本塁打が被ったあたり
参考:Jキャストニュース “不振の筒香、5試合連続無安打で打率1割台…それでも今は「過度な期待は酷」な理由“
「同じ轍を踏まないでほしい」などと思いつつの回顧ではあったのですが。
5試合ノーヒットで打率1割台・・・とはいえ、数字云々の問題として語るだけであれば、どこかで単打の固め打ちでもすれば数字的な見栄えを正すことは出来ますからね。
今の時点でここをどうこう言うのはさすがに早計でしょう。
さすがに「今すぐ引っ込めろ」はなかったとしても、ファン心理的にも、本音では色々と困惑が出始めてくる頃合いでしょうか。
今後起用法については色々神経質に語られるシーンが増えてくるのかもしれません。
ですが、言っちゃなんですが、という点として。
「ボチボチインパクトのある見せ場を作りつつも(復帰第一号、第二号)、全体傾向としてはかなり微妙なところに落ち着きそう」といったあたり。
ここまでが、(恐らくは多くのファンにとっての)想定内だったんです。
それでも語り草になるような見せ場の一つ二つは作ってくれるだろうけど、全体としてはずば抜けた”何か”なんて、さすがに今更期待できないだろうなと。
筒香選手の古巣復帰が熱い、戻ってくれて嬉しい等々とは別の要素としてってことですね。
「そこを想定内として大々的に獲得した後で、どう起用していくのかが難しくなるだろう」というあたりこそ、恐らくはほぼ万人が危惧したであろうポイントではなかったでしょうか。
ずば抜けた数字は期待していない(もちろんそうなってくれれば御の字だったとしても)、それよりはむしろチームの精神的な支柱になってくれたらありがたい(皆が打てないところで打つ、凡退してもベンチを盛り上げチームを鼓舞するetc)、みたいな。
俗にいう、”記録より記憶”って奴ですね。
今更数字だけの3割バッターになってもらうより、中身が伴う2割バッターとしてチームをけん引することを期待したいというか、少なくとも個人的には、やはりそっちであってほしいとは感じます。
いずれにしても、良くも悪くも現実問題として”筒香ありき”で戦力を考える必要が出て来たって感じですね。
2024.5.23追記
参考:SPAIA “復帰後の3発はすべて殊勲打 「決勝打しか打たない男」DeNA・筒香嘉智をデータで分析“
24/5/23現在、復帰後の筒香選手については、
- イニング後半に行くほど勝負強くなる(特に8回の打率は.833)
- 得点圏打率は.286
- 走者1・2塁(及び走者3塁)での打率は.500
というデータが出ているようです。
上記したようなことを念頭に置いた場合、少なくとも現時点でのデータ的には”筒香選手獲得は大正解だった”ということになりそうですね。
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