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どうも、数年ほど前から方々で「貸金庫の中身が消失する」事案があるにはあったようで
参考:文春オンライン “「ショートでかわいらしい雰囲気の女性」“被害総額10数億”三菱UFJ貸金庫から客の資産を盗んだ元行員の“正体”「女優でいえば…」“
本当のところの話しはといえば、未だ方々に不透明感が付きまとう部分があるにはありますが、兵庫県知事選挙にて“PR会社”の女社長が公選法違反を得意満面にネット公開した一件と言い、悪い意味でというかある意味でというか、最近の一部犯罪では常人の想像を超えたものが増えつつあるようにも感じます。
24.12.17追記
女行員(40代、練馬支店・玉川支店勤務の管理職)は、4年半にわたり、自らの立場を利用し、私的な投資などに流用する目的で、顧客用の鍵のスペアキーを使って貸金庫を開けていたことがわかりました。
要するに中年の女行員は一時の出来心云々ではなく端からやる気満々で常習的に窃盗を働いていたということになりますが、ことここに及んで、不幸な顧客は泥棒銀行員に金庫のカギを預けていたのだということを、銀行発の公式情報から知るに至った形ですか。
それははじめは出来心からの悪事実践だったでしょうが、そもそもそこに出来心の生じる余地があるのがヤバイって話なんでして 笑、倫理がなんだ、コンプラ意識がなんだと語ること自体が虚しくなってくるような異常事態ではあるように感じます。
「貸金庫の鍵の管理体制に不備があった」といえばそれはそうですし、銀行側としてはそういうより他ないのでしょうが、今回の問題に対する対応姿勢と併せて考えても、どこか他人事に聞こえて仕方ない部分も無きにしも非ず。
露骨な言い方をしてしまえば、この場合「自行の行員を信頼しすぎた」ことが「貸金庫の鍵の管理体制に不備があった」こととセットになっている、つまりは今回の事件で巨額窃盗を働いた女が三菱UFJの銀行としての信頼を根底から打ち崩してしまった形になっています。
ここを濁すと、根本からの信頼回復は難しくなって来るってことです。
「証書や貴金属から、世界にひとつの思い出の品まで。大切な財産の保管なら、私たちにおまかせください。」とある公式のうたい文句にしても、今となってはとんでもなくシュールに映えてしまっていますが、顧客側にしても「お金や土地に関する大事な書類が盗難や火災等の災害にあわないか心配・・・」(こんな方にお勧め)と誘われた時に、その大切な財産をまさか金庫を守るべき立場にいる管理職の女行員に(取るに足らない理由で)盗まれることになるとは思わないでしょう。
90年代後半あたりから始まった日本経済の暗黒期(尽きることのない不祥事報道の連鎖)を彷彿とさせるような、今回の不祥事。被害総額は十数億円、被害者は数十人に上る可能性が指摘され始めている他、現頭取の進退問題にもことが及んできているようです。
この問題が発覚した当初、三菱UFJ側の動きとして、大手マスコミと連動した上で不祥事の沈静化を狙っているかのような動きが指摘された時期もあったのですが、それを許すまじとした金融庁による銀行法に基づく(一連の問題についての)報告徴求命令が出されると、一転手のひらを返し、今回の頭取の会見、さらには大々的な報道に至っています。
加えて不気味なのは、この“貸金庫の中身が盗み出されているようだ”問題、どうも三菱UFJに限った話でもないらしい、ということなんですよね。
もうこの手の犯罪・ニュースには残念ながら免疫が出来てしまった・・・つもりではいたのですが。
それでもさすがにこれはショッキングだ、という感じの続報でした。
参考:三菱UFJ銀行公式サイト “貸金庫“、読売新聞 “三菱UFJ銀行の貸金庫盗難、金融庁が報告徴求命令…半沢淳一頭取がきょう午後に記者会見“、NHKニュース “三菱UFJ銀行元行員 スペアキーで貸金庫から十数億円相当窃取か“、”【詳しく】三菱UFJ銀行 半沢頭取が陳謝 貸金庫から金品窃取で“
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