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今期の主なニュース
国内
在りし日のトキワ荘と、令和のトキワ荘
参考:読売新聞 “漫画家・山内ジョージ氏、84歳で死去…「トキワ荘最後の住人の記録」“、トキワ荘マンガミュージアム公式サイト
2階建て木造アパート在りし昭和中期、住人という住人がレジェンド漫画家だらけだったことでおなじみである漫画の聖地”トキワ荘”の、漫画家としての最後の住人であった山内ジョージさんが逝去されました。
トキワ荘は老朽化により解体されましたが、現在はミュージアムとして公開されています。
再現されたアパートでは在りし日の住人たちの生活を垣間見ることができ、再現された山内ジョージさんのマンガ部屋も見学できるのですが、その最後の生き証人の方がとうとう鬼籍に入られてしまったということで、これでまた一つの時代が過去になってしまった形ですね。
謹んでお悔やみ申し上げます。
PS
ANNNewsch ““令和トキワ荘”で若者たちが切磋琢磨…今どきのまんが道に密着!いつの時代も「まんがには夢がある」【テレメンタリー】”
かつてのトキワ荘が歴史に色濃く刻まれていく一方で、集英社・小学館・講談社=ジャンプ・サンデー・マガジンの発行元である三社などが連携する、”令和のトキワ荘”=トキワ荘プロジェクトも話題となっています。
未だチャンス待ちの商業誌ガチ勢にとっては、こういう環境が新たに用意され、かつそれが明日に繋がれて行くということ自体、夢のはじまりを感じさせられるところになるのではないでしょうか。
読者の期待的には、ここに集う漫画家のブレイクも楽しみなところになってきそうです。
この事件の、何が不幸なのか -女性ライバー刺殺事件-
参考:FNNプライムオンライン “刺し傷は30カ所以上…動画配信中の女性殺害の高野健一容疑者(42)「借金返済しない被害者が配信で稼いでいくことにやりきれなくなった」供述“、集英社オンライン “〈女性ライバー刺殺・衝撃LINE入手〉「時間かかると思うけど絶対返すから100万かりたい」「もう頼まないから5万だけおねがいしていい?」…高野容疑者と「最上あい」金銭トラブルの詳細“、”〈ライバー刺殺〉未婚のシングルマザーは「子どもを児相に連れていかれた」と号泣、そして上京…「最上あい」の唯一の居場所だったライブ配信界隈“(※)
素性の不確かな中年男に借りたい放題にお金を借りつつ、借りた後も返す気ゼロで日々配信に明け暮れる若い女と、そんな若い女にただ言われるがままにお金を貸してしまった中年男。
この二人の関係では、殺人事件の被害者となった若い女側が相当悪質だったという話しが事件発生直後からSNS界隈に広がっていましたが、後から報じられたところによると、その“若い女”側にも、元々の家庭環境や事件直前までの生活環境などに相当複雑な(悪質な借金を繰り返したことについての、汲むべき)事情があったようです(※)。
一方、殺人事件の加害者となった中年男にしてもまた、誰に迷惑をかけるでもなくただ淡々とおとなしく生きて来たというまじめな男だった、とてもこんな事件を起こすような人間には見えなかったということで、結局のところ誰が不幸なのかと、登場人物全員が一様に不幸なんですよね。
本来であれば、二人ともこんな事件の当事者にならずに済んだはずの人間だったのでは? と思えて来たりもする時点でやるせないといえばやるせないところなのですが、なんとも救われないのは、今回刺殺された(ある意味既にどん底にいた)女性ライバーが真人間に更生できる機会があったとすれば、報道を見る限りに置いては、それは恐らく今回の事件で殺人犯となった中年男との交流もその一つではあったはず、といったあたりですか。
ですが女ライバー側はその機会の意味に気づけず、逆に中年男側もその役割を果たしきれなかったと。
出会いそれ自体には何の保証もない上、お互いの相性の食い合わせ自体が根拠とされたわけではなかったという、SNS経由の”緩いマッチング”が為した業こそがこの二人の出会いではありましたが、そのことが最悪の結果をもたらしてしまった形ですね。
どの一点にのみ非が宿るという単純な形ではない、殺人事件を誘発した諸々の事情にこそ真の不幸が宿る形の事件であり、結局は“闇バイト”関連同様、昨今あるあるな(かつ、今後増加が予想される)事件の一つということになってしまうのかもしれません。
一体、今まさにどんな時代を生きているってことなのかな、なんてことを思わされたりもしそうですが、これもまた現代社会の現実なんですよね。
実は違法だった”オンカジ”
参考:FNNプライムオンライン “【速報】オンラインカジノ経験者の約4割が“違法と知らず”「パチンコや公営競技などあるから」 国内で約337万人・賭け額は約1兆2423億円と推計 警察庁“
正直、公営含めてギャンブルには一切の興味が無い人間からすると「へー、そうなんだ」としか思えない問題ではあるのですが、オリックスの某選手の話題が出てきた辺りで瞬く間に大きいニュースとなってしまった嫌いがある、オンカジ=オンラインカジノ問題。
経験者の4割が違法性を認識していなかったとのことですが、競輪競馬競艇はガンガン宣伝している上、雀荘なんてそれこそそこら中にある国ですからね。
それも無理ない話しのようには思えます。
ということで、ギャンブル好きの皆さんはこのあたり、ぜひぜひ気を付けてください。
海外
ドゥテルテ前大統領と、麻薬撲滅に臨む強権発動
参考:AFPBBニュース “フィリピン前大統領「責任は私に」 ICCが拘束“(※)、NHKニュース “逮捕されたフィリピン ドゥテルテ前大統領 ICCに引き渡し発表“
フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ前大統領が、麻薬撲滅作戦に絡む殺人により、国際刑事裁判所(以下、ICC)の令状に基づきフィリピン国内で逮捕されました。
容疑は「人道に対する罪」です。
日本の近代史を学んだことがある人にとってはお馴染みともいえる罪名ですが、GHQ(というよりはアメリカ)が日本の占領統治時に見世物にした東京『裁判』(さらには欧州でのニュルンベルク『裁判』)にあわせて、「平和に対する罪」共々、後付けで作った条文ですね。
逮捕状は3月7日に出され、ICCがあるオランダのハーグには11日に到着し、翌12日にはICCに身柄を拘束されています。
ドゥテルテ前大統領は麻薬撲滅を掲げた政権担当時、国内で数万人を殺害したという罪で起訴されることになったようですが、この事実をどう捉えるべきなんでしょうか。
例えば南米のメキシコなどの状況を見る分には、そこまでしないと防ぎきれないものだったのではないかと捉えることも出来そうですが、後からこういう話が出てくるということは、現実問題として”やりすぎ”が言われるような状況が、もしかするとあったのかもしれません。
ドゥテルテ氏は「私が法執行機関と軍を率いた。私はあなた方を守ると言い、それに伴うすべての責任を負うと言った」(※より引用)とSNSを通じてメッセージを出しているようですが、この裁判の趨勢が今後のフィリピンをはじめとする各国の”麻薬撲滅”運動に、かなり強い影響を与えそうな所ではあります。
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