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今期のベイスターズ
バウアーは今が試練の時?
参考:RONSPO “わずか2奪三振の異変?!なぜ横浜DeNAバウアーは勝てないのか…
調子がいいのか悪いのか、衰えが深刻であるのかそうでないのか。
人によって言っていることがまちまちであり、それでも応援を続けるファンがいれば、早々に見切りをつけ始めているファンもいると。
一つだけハッキリしているのはいまだに勝ち星がなく、特に巨人戦阪神戦ではKOに近い負け方をしているということですか。
あくまで私見ではありますが、今季のバウアーはとにかくツキがないですよね。
バックのやらかしが必ずついて回るし、バウアーが投げるととにかく主軸が沈黙します。
これが本当に去年日本一になったチームなのかと。
ファンでも思いますよ。このところの戦いを見ていると。
それ以前に、去年まで親しかったカミチャはホークスへ、ヒカルは二軍へ、同僚のJB(ウェンデルケン)はアメリカへ。
2シーズンぶりの復帰とは言っても、MLB復帰の夢破れた後で、実質外国で単身やり直しみたいなものですからね。
「復帰」という日本語そのものがおかしいわけではありませんが、そこは本当にバウアーにとって「復帰」と言えるほど気心知れた職場なのかというと、そもそもそこからして微妙に見えたりもします。
メンタルも2年前と比べるとどうでしょうね。張り詰めていたものが既に切れてしまった状態で、むしろ今でもNPBの一線にいられること自体がすごいのでは?というような。実力云々以前に見ててヒヤヒヤするというか、一人で野球やってて完全にチームから分離してるように見えなくもありません。
レギュラーメンバーの気後れ感? みたいな謎の雰囲気も、今のチーム状態に多々影響を与えているのかも知れませんが、バウアーが降りた途端に打線が息を吹き返して反撃開始ってどういうこっちゃ、と言うようなことも普通にありますし。
郷に入りては郷に従えみたいに一方的なこと言うつもりは全くありませんが、なんかこう、バウアーの内心でそれ相応の思い切りは必要なところになるんじゃないのかななんて思えてきます。
二度目、2年目の在籍ですし、そもそも沢村賞云々以前にまずはきちんとチームに溶け込んで欲しいですね。
チームもチームで、彼をしっかり受け入れないとまずいです。
エース級のパフォーマンス見せてる投手が多少連打された程度で一々騒ぐのはどうかと思いますが、今のバウアーが打ち込まれても、内野もベンチも一切ほったらかしは流石にまずいです。
全体としてチーム状態が悪い時ほどチーム一丸となって欲しいですよね、ファン的には。
特に桑原選手が欠けると外野全体の守備が一気に危なっかしくなる上、元々内外連携も投内連携も磐石では全くない、その上打線も繋がらないとあってはそもそもどこで連携出来てるんだって話になってくるし、それ無しではリーグ優勝からの日本一なんて夢のまた夢になってしまうんじゃないでしょうか。
件の連ドラのお姉ちゃんへの一旦保留されたという死刑宣告、ともすると8月中には出てしまうのではないかと。
いい加減、暗黒状態だった過去のチームの雰囲気に完全に引導を渡して欲しいところではありますが、今のバウアーにしても然りで、ある意味後半生のスタート地点、人生の分岐点にいるのかも知れませんね、なんて感じには見えてきます。
ただ、2年前を参考にするのであれば、ここから徹底的に自己分析して巻き返してくる投手でもあるんですよね。今はただただ、ベイスターズファンとしてはその辺に期待しつつ長い目で見ていきたいなってところですね。
日本車のような神サイヤング勢、帰還
もはや何も言うことはないですね。
この日のバウアーの好投がもたらした勝利によって、今シーズン初の同一カード三連勝も達成でき、試合前までに抱えていた杞憂、特にバウアーがらみのものはほぼ全て払拭されたに等しい状態になりました。
バウアーのすごいところって、やっぱりここなんですよね。
松尾とのコンビで息もぴったりで、ベイスターズファンの「俺はこういうバウアーが見たかったんだ」を地で行ってくれました。
願わくば、体を壊さずこのペース(中四日当番)でシーズンを駆け抜けてくれたらと思います。
雨雨バウアー雨バウアー?
筒香選手に続いてこのところ深刻な不調が続いていた宮﨑選手も登録抹消。残されたスタメン勢でも佐野選手の活躍が微妙な日が目立つなど、「強くなり始めた時期のベイスターズ」を支えた、キヨシ・ラミレス政権時代の選手たちの衰えに寂しさを感じる機会が増えてきたこの頃。
ようやくエンジンがかかり始めた助っ人・バウアー投手と、今年がプロ入り3年目に当たるという松尾選手。
この二人がすごい試合を見せてくれました。
「バウアーは巨人戦に弱い」とはなんだったのかと言わんばかりの、まさにバウアー(と松尾)で勝ったようなゲームとなりました。
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