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ベイスターズにとって、もう一つのピース?
参考:スポニチアネックス “元DeNAバウアー MLB復帰へ黄信号 メキシコLで4回途中7安打4失点 本拠開幕投手も乱調“、”元DeNAバウアー 性的暴行で右腕を訴えていた女性が詐欺と窃盗の罪で起訴されるとの報道“
諸事情によってメキシコリーグでMLB復帰を目指しているという、前DeNAベイスターズ所属の”サイヤング賞受賞投手”トレバー・バウアーが、メキシコシティ・レッドデビルズの本拠地開幕戦に登板。
4回途中7安打4失点で降板という、中々苦しいスタートを切ることになりました。
打たれても抑えても、未だに日本でニュースになるあたりはさすがですが(参考:前DeNAベイスターズ・バウアー投手、ヤンキース戦で好投)、元々が実力のほどに疑問符がついての”MLB追放”ではありません。
“粘着物質使用問題”で自身の(私情絡みだとも受け取られている)正義を貫いてMLBに真正面から対峙した挙句、最終的には”粘着物質使用チェックの厳格化”と引き換えに別件(とってつけたような、最終的に不起訴となった”女性問題”)でMLBを追放されたという、とてつもなく厄介な”壁”がそこにはあります。
MLB側が(生来の変わり者気質の上、紛争の種にもなってしまうという)バウアーの復帰を拒もうと思えば、本丸とは別の問題(?)でも復帰を抑えておける上、そこをクリアしたとしても”バウアーが忌避されている本当の理由”がそれとは別に存在しているという、二重の壁がある形ですか。
降って湧いたような”女性問題”とやらについては現時点で既に無罪が確定しているので(逆に、”女性問題”とやらで被害者だったはずの女性が起訴される動きがあるようです。こういう話し、近年少なからず見かけますが、またしてもという感じですね)、球団サイドが本気でバックアップしようと思えば造作もないことなのでしょうが、にもかかわらずという時点で、要するにそこが理由になっての現状ではないということなんですよね。
MLBサイドがバウアーを語る時、今更スパイダータック云々にほぼ触れていない時点で本当、闇が深いなぁとは感じますし、怒りの深さを感じなくもないのですが。
この点、つい昨日ベイスターズ復帰が決まった筒香選手とは別の意味で”MLBにあわなかった”というバウアー投手ですが、間が悪かった(コロナ禍でのMLB移籍だった)上ツキにも見放されていた(度重なる故障に泣かされた)という筒香選手以上に、MLBが遠く見えたりもします。
「MLBでは無理だけど、NPBなら歓迎される。これは実力に問題があってのことではない」という事実がある時点でもう、”MLBから忌避されている本当の理由”丸出しじゃないかとも思ったりはするのですが 笑、そんなこんなで”バウアーが今のベイスターズにとっての最後のピースだ”という期待、全然ありじゃないかと思いつつ見守りたい感じですね。
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