【News/2025.4.17〜4.27】SNSのばら撒き批判、重要文化財に落書きetc

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久々にSNSの反応に笑えました

参考:読売新聞 “国民一律の現金給付を断念、「バラマキ批判で逆効果」…参院選前に得策ではないと政府・与党判断“ほか

舌鋒鋭くバラマキ批判をしていた数々のアカウントが(一連の物価高対策等について)一律現金給付を言い出した政府与党に困惑、だがしかし今更吐いた唾をのむわけにもいかんとばかりに中途半端な批判を続けた結果、現政権は現金給付を断念しました。

何を思ったかその瞬間から、今度は某SNS界隈において、政府与党が下した一律現金給付断念の判断に対して猛批判が始まってしまったという。

「選挙前にばら撒けば国民騙せると思ってるのか!」→「ばら撒きを止めるとは何事か!」

なんといったらいいのか、一見デタラメに見えつつもある意味とてもわかりやすいという変節ではあったでしょうか。

思うに、今日日の「ネットの声」なるものの唱える綺麗事がいかに信頼のおけないものであるかを表す好例ではありそうです。

この民意にこの政治ありというか、わかりやすいから信頼に足るかと言えば、そういう話では必ずしもないですからね。

その昔のマガジンの4コマ漫画でこれと似たような話を読んだ記憶があるのですが、今やこの国の世論は4コマネタもびっくりの『激烈バカ』なレベルにあるということで(?)、マスコミ評曰く政治家としての能力には多々疑問が宿るという石破首相ですが、いわゆる釣り師としての才能については中々光るものを持ち合わせているのかもしれません。

「首相が釣り師って、どうなの?」という正論もありそうですが、それはそれで平成以降の国会の日常風景みたいなものですからね。

何を今更と、そんな話になってしまいそうです。

27年、東大に70年ぶり新学部創設 -UTokyo College of Design-

参考:UTokyo College of Design公式サイト(※)、NHKニュース “東大 70年ぶりの新学部 再来年秋に設置へ 5年間の一貫教育課程

学部4年大学院1年の5年一貫(大学院までの一貫教育ではあるものの、”大学院を1年で修了”は成績優秀者に限られるようです ※)、秋入学の一年次全寮制で、授業は全て英語で進める上、インターンシップや在学中の留学なども(卒業要件に?)課されるようです。

何かこう、東京帝国大学時代、あるいはそれ以前の東京大学を彷彿とさせるような改革ですね。

さらにいうなら近代”大学”の前身である江戸幕府の蕃書調所ばんしょしらべしょのような雰囲気を持ち合わせているようにも見えなくもありませんが、それらの機関ともまた、似て非なるものであると。

大学って元々は海外文明を国内に取り入れるための教育・研究機関として設置されたものではあったのですが、時代が変われば変わるもの、という奴ですか。

「いつまでコップの中で追い付け追い越せをやっているんだ」

「いつの間にか、手段が目的化しているぞ」

ということで、安直な要・不要論とは一線を画するところで、大学のあり方そのものを変える時が来ているということなのでしょう。

果たしてこの形の改革が吉と出るか、その判断には時の経過を必要とする部分もあるでしょうが、今ある制度を前提とした上で学制(あるいは各教育機関のカリキュラム)のフルリニューアルを考えるのであれば、現実問題としていわゆる最高学府(国内の4年制大学)にこのくらい斬新な改革が必要になってくるところではありそうです。

かといって、俗にいうFラン大学のような学校や有象無象の国公私立大学がいくら攻めたところで変えられる範囲は限られてくる、だからこそ国内学歴社会の頂点に位置する東大のような学校が率先して動くべきところなのでしょう。

まずはトップが改革に着手する、後に他大学がそれに続く、次には名だたる進学校がそれに併せ、さらには一般的な高校のあり方も変わっていく、中高一貫中学のあり方は次世代の中学校、さらには小学校にとっての一つの規範となる、等々。

うまいことハマれば、近い将来文科省の旗振り以上に大きな効果をもたらしそうですね。

こういうのはバンバン取り締まった上で厳罰をお願いします

NST ““落書き”の代償は大きく…国の重要文化財“萬代橋”などに落書きした疑いで相模原市の19歳男2人を再逮捕 免許合宿で新潟市に滞在中…“、産経新聞 “新潟の国指定重要文化財「萬代橋」に落書き容疑 19歳の男2人を再逮捕 除去費用請求へ“ほか

国指定の重要文化財、新潟県の萬代橋に落書きをした愚か者がいたと。

この手の迷惑行為では海外のインフルエンサーや訪日客が袋叩きにされるケースが目立っていますが、結局のところ愚人の愚行に国境ってあんまりないみたいですね、を感じさせるニュースでした。

百譲って相模原の人間が相模原の文化財にということであればまだ違った反応もあったのかもしれませんが、なんでわざわざ出先でそういう傍迷惑なことをするのかね、という話になってくると、酌量の余地も何もあったものじゃなくなります。

こんなくだらないことで前科がついた上、落書き除去費用まで持たされることになるという。

「何か一つでも得になること面白いこと、世のため人のためになること、ある?」というのがおよそ常人の思考ではあるでしょうが、まだ若いとはいえ、流石に19にもなってその程度の判断ができない、身をもって知って初めて理解できたというのはいかがなものかと。

件の落書き写真と照らして、なんとも微妙な気分にさせられるニュースでした。

関連記事:【開港都市・新潟の風景/2021】萬代橋と信濃川

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