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球団史上二度目の”継投ノーノー”で今期12勝目
参考:full count “今永昇太、7回までノーヒット投球 95球で7K2四球…12勝目&渡米後初の偉業へ快投“、”今永昇太は渡米後初のノーノーならず 7回まで快投も…7K2四球で95球、球数響く“、”今永昇太、継投ノーヒッターで12勝目 7回無安打無失点の好投、日本人歴代7位タイに“、スポニチアネックス “今永昇太は7回無安打無失点で12勝目 快挙お預けもカブス3投手継投でノーノー達成 本拠ファン大興奮“
オールスター戦後も好調が続くシカゴカブス・今永昇太投手が、本拠地リグレー・フィールドでのパイレーツ戦で7回95球を投げ、無安打無失点7奪三振2四球の”ノーノーピッチ”を披露しました。
結局その後、100球を目の前にした95球という球数が響いたことから大記録を前に降板、後続投手に後を託すこととなったのですが、その後続の投手もノーノーで試合を締めたことから、球団史上二度目の快挙達成へと繋がりました。
まずはシーズンを戦い抜くことを考えた場合、次いで今回であれば結果論から見ても、いずれももっともな継投策だったということにはなるのでしょうが、観戦者の感情的にはそれにしてももったいない、いやいやこれだけでも十分凄い事だろうと、中々複雑な感情が喚起される降板ではありましたね。
NPBの”ノーノー未遂”でも度々あることなのですが、ノーヒットノーランって、打順が三巡目となって上位打線を迎える7回以降の三回(特に7回、8回)のハードルが異常に高いことでもお馴染です。
スポナビから”ノーノー速報”が入ると、そのタイミングがほぼ初ヒットを打たれるタイミングだった、なんてこともこれまで何度となくありましたが、7回一死二死~8回あたりが特に危険ゾーンでしょうか。
そういえば17年の日本シリーズ第4戦、3連敗後の地元ハマスタにて”完全体ホークス”相手にノーヒットノーランピッチングを続けて来た濱口投手が初ヒットを打たれたのも、8回一死からでした。
少々昔だと、元西武の西口投手は”9回二死までノーノー”を二回もやっていることでおなじみの投手ですが、あとは9回一死二死で記録が止まったなんてケースも、中々記憶に残りがちですね。
そもそも完全試合やノーノーがかかったラスト三回って、野手陣も(追いつけそうもない打球に飛びついたり、一つ一つのプレイからピリピリした真剣さが伝わった来たりと)夏の高校野球みたいな雰囲気醸したりしますし、結局終盤(=大記録が現実問題となった後)はどの回も一様に危険ですってことでもあるのでしょう。
そのあたりのことを考えたら、「打たれるまで」縛りをかけた続投も一興だったでしょうが、ここは球数的にも大正解の継投だったのかもしれません。
元々今永投手はベイスターズ時代にも一度ノーノーやってますし、大記録へのこだわりというのもある程度抑えることが出来たのかもしれません。
参考:横浜DeNAベイスターズ今永投手、球団52年ぶり、札ド初のノーヒットノーラン達成!
何にしてもファン目線からすれば、この快挙達成の勢いのままシーズン終了まで突っ走ってほしいところです。
【今永が7回無安打無失点で12勝目!チームも継投ノーヒッター達成&大量12得点で被スイープ回避】パイレーツ vs カブス 試合ハイライト MLB2024シーズン 9.5
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